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全体的に控え目なデザインが多いけれど、コンビ色をデザイン性のある革で表現したり、絶妙なバランスにハマります。

萬勇鞄【 創業 昭和49年～ 】

昭和２５年と、天然皮革ランドセルの製造が得意なブランド。コードバンや牛革はもちろん、工房ではめずらしい人工皮革（クラリーノ）は流行りのパールカラーを採用し、女の子に人気のティアラモチーフはもちろん、男の子に人気のあるメタリッシュカラーまでこどもの心に響くデザインを手がけています。

少し残念なのが、デザインのレパートリーが乏しい点。しかしトレンドの流行をしっかりキャッチしているので、探しているイメージがあれば問題ありません。またトレンドをコードバン、牛革を選択できるのは萬勇鞄だけ。デザインに妥協することなく、風合い素晴らしい天然皮革をえらぶことができます。

バランスシートの各評価・詳細

① 品質・性能：
他のブランド（クラリーノ）と比較し、ランドセルの重さがあります。また体感重量など、こどものからだへに負担のかからない工夫も見られますがフィットちゃんランドセルの背カンなどと比較すると、具体的にどのような作用を発揮するか不明のため評価を３としました。

② 値段：
現代の女の子に人気のある刺繍系ランドセルの相場が約４万以下。これに対し４万を超えているので少々高め。耐久面は丈夫だという評価で、コスパは値段相当と判断しました。

③ デザイン：
全体的に落ち着いたデザインで人気ですが、ポップなラインもリリースしはじめました。今後の期待をこめてより多くのバリエーションを…という理由からの評価。

④ カラー：
麻友鞄はモデル数が少なく、素材を選択できる内容となっています。特にクローネティアラというモデルは１０色のカラーバリエーションがあります。しかし全体的に天然皮革よりの影響か暗め。明度が高く明るいラインアップも今後、増えていけば良いという期待を込めて。

⑤ 素材：
全ての素材を選べる反面、コードバンは冠部分のみなど、中途半端な一面も見えます。特徴である‘素材が選べる’ことが反面に。

⑥ アフターサービス等：
日本鞄協会へ入会しているので、アフターサービスが保証されています。購入時の返品交換も対応してくれるから、安心してインターネットで注文することができます。

萬勇鞄のダメなところ、減点（マイナス）ポイントと残念なところは？

萬勇鞄の欠点は、デザインの軸です。１つのデザインから素材を選択できるのは、購入者から見れば便利ですが、企画・製造からすると比重を置くポイントが曖昧で、デザインにブレが生じてきます。今後は販売実績からどのような方針でゆくのか軸をしっかりと決め、より萬勇鞄らしいデザインを手がけていってくれたら…と思います。

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