ランドセルを背負うとき
感じる重さ 「 体感重量 」 について
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その名のとおり、ランドセルの実際の重さではなく…
からだで感じる 「 重さ 」 。
からだで感じる感覚の1つで、アウターを持って歩くより、はおって歩くほうが軽く感じることと同じです。この原理はからだの‘ 面 ’でより広く支えることで、アウターの重さを分散している原理です。
ランドセルの場合、ランドセル本体の重さは背負っているこどもの 「 肩 」 と 「 背中 」 で支えています。より確かなランドセルブランドは、各パーツの相互関係を把握し、こどもへの負担をより軽くすることに研究を重ねています。
ランドセル本体の重さを素材や部品で軽くすることはもちろん、背負ったときの重心移動など考慮しながら全体のバランスを計算しています。中でもフィットちゃんランドセルは難しいといわれる「 体感重量 」を大学・専門機関(信州大学繊維学部)と共同研究で測定し、軽減されている効果を実証(詳細はこちら)。従来品と比べ、背中へのぴったり感を増加させ、肩への負担は50%も軽減されていることから、多くのランドセルブランドで採用されている実績があります。
赤ちゃんを抱っこする際、ある程度重さがある月齢の方が安定することからも、軽ければ安定するわけではありません。全体のバランスが揃ってこそ、こどもが体感する 「 軽い 」 を実現することができるのです。
ランドセルの重さは必要以上に気にする必要はないと考えますが、こども自身が感じる「 軽さ 」はあれば越したことはありません。ランドセルを背負ったとき、こどもへの負担をどのように考え、どのような想いが製造に反映されているか把握すると選ぶ1つのヒントになります。