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バランス表でオール５つ星…は１つもナイ！？けれども、理想的なバランス。

鞄工房山本 【 創業 昭和24年～ 】

２０１２年あたりから口コミで人気に火がつき一気に有名になったブランド。創業は昭和２４年と伝統ある会社ですが、手づくり品質をまもるため生産数が限られる理由から、大器晩成の知名度アップとなりました。評価に「 ５ 」が１つもない理由は、本物志向へのこだわりにあります。本評価は【 どんなケースでも自由に選べる選択肢がある 】ことを重点としており、革製ランドセルを探しているケースではオール５に近い評価と言えます。

鞄工房山本の凄いところは、革製ランドセルオンリーなのに豊富な色・柄・デザイン、価格がリーズナブルなのが選ばれる決定的な理由です。革製ランドセルで有名な土屋鞄で１番安いランドセルは41,000円（しかもクラリーノ製）からに対し、鞄工房山本では牛革製・38,000円からになります。本革ランドセルをより、身近な存在にしてくれました。

また革製ランドセルにありがちなシンプルなイメージを、特殊な加工法で変化を加えています。特にリベルタをいう名のラインはデニム調で斬新！牛革の表面にデニム地をイメージした加工を施しており、他に類を見ません。

素材の質感だけでなく、立体的なコスモスが印象的なフィオーレ・コスモスは女の子に人気。ナチュラルで上品なデザインは、革製だから演出できる特権です。

そして本革ランドセルにありがちな 「 重い・手入れが必要 」 を覆す

「 軽い・特別な手入れ一切不要！ 」 を実現。ランドセルに使用する部品１つ１つの重さにこだわり、国産の厳選したもののみ採用しています。また長年の歴史で培った技術で品質高い加工法・技術も備わり、手軽に背負えることを叶えてくれています。

このような背景から革皮製ランドセルのハードルを下げ、身近な存在にしてくれたことで、より多くの家庭で強い支持を得られる結果になっています。

バランスシートの各評価・詳細

① 品質・性能：
利益目的でクラリーノ製ランドセルのレパートリーを増やすブランドも多い中、天然皮革にこだわり、伝統ある技術で丈夫・軽いと群を抜きます。耐久性が高いものの、クラリーノ（人工皮革）と比べると少し重く、フィットちゃんランドセルのような特殊な部品（背カン）を使用していない点が評価４の理由です。


② 値段：
天然皮革で３万円代は評価を５としたいところですが、この価格は平均額から見ると高い…と感じる家庭もあるため（クラリーノ製では１万程度から購入できるブランドがある）４としました。比較する対象が皮革製ランドセルのみの場合は、５となります。


③ デザイン：
皮革製ランドセルの中でこれほど素材の風味、デザインに凝ったブランドはありません！男女それぞれこどもに人気のデザイン。４の理由はクラリーノ製ランドセルで人気のある刺繍系や、光沢あるメタリック系のバリエーションがないということ。全ての素材を比較対象としているからに尽きます。


④ カラー：
鞄工房山本のカラーバリエーションの多さに、驚かされました。クラリーノ製ランドセルを主流とするブランド以上です。そのため評価を５としました。


⑤ 素材：
牛革が主流で、コードバン（馬革）は冠部分だけでなく本体までというこだわりです。一般的に馬一頭分（冠部分だけ）ですが、鞄工房山本では二頭分を使用。土屋鞄のコードバンは冠部分だけ（本体は牛革）で80,000円のところ、鞄工房山本のコードバンは87,000円。ここからも良心的な値段設定だということが伺えます。


⑥ アフターサービス等：
６年保証、修理にかかる送料は鞄工房山本側で負担（購入側は無料）と申し分ない内容ですが、強いていえば修理が長期間に限り代替ランドセルを貸し出すところ。ここが評価を４としている理由です。

鞄工房山本のダメなところ、減点（マイナス）ポイントと残念なところは？

鞄工房山本は上記のとおり、天然革皮製ランドセルでとても優良なブランド。欠点などあげるのが難しいのですが、強いていえば手づくり・最高品質のため生産量が限られるという点。２０１２年には人気が集中したことにより、秋頃に全ラインがほぼ完売してしまうという事態となりました。気に入ったデザインは夏までに、購入を決定することをお勧めします。
そして小学１年生の間に限定した内容なので、使用頻度から親の関心も高くはない制度ですが、事故お見舞い金制度がありません。希望される家庭には減点と言えます）。

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